新しい秩序の時代〜注20

公開: 2019年7月25日

更新: 2019年7月xx日

注20. 中東戦争とパレスチナ問題

第2次世界大戦が終わった後、それまで祖国をもっていなかった各地のユダヤ人は、中東の地に祖国イスラエルを建国しました。しかし、その場所には、それ以前にそこに住んでいたイスラム教徒が数多くいました。このイスラム教徒たちは、自分達の土地を奪われ、建国されたイスラエルの一部に難民として生活することとなりました。これがバレスチナ難民の誕生です。パレスチナ難民も、自分達の祖国を確立することを希望して、イスラエルの政府に反旗を翻し、武装して、テロ攻撃を続けています。このパレスチナ難民を支援する中東のイスラム諸国は、ユダヤ教の国、イスラエルを敵として3回の戦争を行いました。アメリカ合衆国の支援を受けたイスラエルは、この3回の戦争に勝ち、領土を守り続けています。この間、パレスチナ難民によって作られたパレスチナ解放戦線によるテロによって、イスラエル人、パレスチナ人の双方に膨大な数の死者が出ていて、その戦いは今でも続いています。宗教が異なるこの2つの民族間の争いは、基礎となる信頼関係が築けないため、50年以上も続いています。

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